月(つき)


秋の夜空を明るく照らす月。

月は私たちのことをずっと見ています。

YOSAKOIの厳しい練習に挫折しそうになった夜も嬉しさや悔しさで涙した、あのうつよさの夜も…

 

今年も見ていてお月様! 私達のこころざしを見届けてください。

そして踊り子はかぐや姫!

平安の世の美しいかぐや姫のイメージを残しつつ現代のカッコイイかぐや姫を表現します。

 そして最後は未来のかぐや姫に…。

それは見てのお楽しみ・・・・・


 

今は昔、あさか野に竹取の翁というものありけり

 

 野山に混じりて竹を取りつつ

 

 その中にもと光る竹一筋ありける

 

 よりて見るに三寸ばかりになるひと

 いとうつくしゅうていたり


 

 霞みかかる夜空高く

 

 弧を描く月から放たれる

 

 黄金色が照らす元で

 

 踊るかぐや姫 

 

 はあ~

 

 うねめ踊りのうねめ踊りの踊りこさんの

 

 揃い浴衣の粋なこと

 月も見とれる月も見とれる艶姿


 

霞架かる夜空弧を描く月

 

 放たれる黄金色の月明かりは

 

 幾千の時を超え今日も優しくあさか野を照らす

 

月を見上げ君を思い

 

 月を見上げ今を思い

 

 月に誓い、月に願い

 月の満ちかけと共に明日を夢みる


 

夢をうつし願いを込め

 

 踊る 喜びかみしめながら

 

 時を越えて空を越えて

 

 同じ月を見上げる 

 

 夢は形となり語り継がれる

 

 月明かりのように輝きながら